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コラム
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パワーハラスメントの事例2

労災不支給:パワハラを認め処分取り消し−−労災保険審査官 /愛知

愛知労働者災害補償保険審査官は29日までに、パニック障害などになった名古屋市の車両引き揚げ代行会社の元社員男性(43)の労災を認め、名古屋南労働基準監督署の不支給処分を取り消した。

男性と、支援する市民団体「名古屋労災職業病研究会」が明らかにした。

同研究会などによると、男性は96年から債務者の車両引き揚げ業務を担当。
04年6月からは社長代行で車の査定やオークション業務などもした。

05年8月にパニック障害、07年にはそううつ病と診断された。

男性は社長のパワハラと長時間労働が原因として労災補償を請求したが、同労基署は09年3月に不支給処分を決定した

これに対し同審査官は「社長代行は責任が大きいと推測できる。社長からは厳しい叱責が繰り返されていた」と判断した。