ハラスメント問題の発生が企業及び被害者と周囲にもたらす影響について
ハラスメントはどこでも起こりうる問題です!
なぜならば加害者側に悪意がないことが多いからです。
企業の規模は関係ありません!被害者を出す前に防止対策を行う必要があります。
何もせず放置しているとこんなことが起こります。
■被害者への影響
・日々のストレス、自信喪失、自分を抑える、感情がわからなくなる
→うつ病・対人恐怖症等精神疾患および身体疾患になる(自殺の可能性もあり)
・能力発揮できない、萎縮して意見が言えない、モチベーション低下
→会社に行けなくなる
■周囲への影響
・いつ自分に被害が及ぶか不安、被害者に対してフォロー出来ない自身への責め
→職場のモチベーション低下
・事態に対応しない会社への不信感、将来不安
→離職
・ミスを隠す、うそをつく
→重大事故発生 コンプライアンス低下
■加害者への影響
・加害者と処分を受けた後にストレスから体調を崩す
■事業主への影響
・債務不履行による損害賠償
・使用者等の責任 などの法的責任を負う
・企業名を公表され社会からの信頼性がダウン
・生産性低下
・離職者増加(優秀な人材の流出)
※「パワー・ハラスメントの実態に関する調査研究報告書」2005年8月中央労働災害防止協会
退職するときは理由を正直に話す人は少ないと思います。
しかし、退職理由にはハラスメントが潜んでいることもあります。
同じ職場から何人も辞める時には注意が必要です。
最近は転職サイトに「○○会社はハラスメントがある」と書き込みをする方も増えています。
自社は大丈夫と思っていても実は気づいていないのは経営者だけかもしれないのです。
また加害者も大きな問題になってから発覚した場合に、精神的ダメージを受けたりや法的責任を負い社会的信頼も失います。
悪意がない場合も多いので早めに軽微なハラスメント行為のうちに注意してあげることが大切です。
加害者が優秀だからなどという理由で指導をしないとどんどん二次被害が広がります。