効果のあるハラスメント対策研修
何故 解決志向研修(チーム・ウェルビーイング研修)が一番なのか
1.加害者の共通点
この16年間、私は様々な組織に関り多くの加害者への個人研修を仲間の講師と行って参りました。加害者の方および、パワハラが多い職場の特徴としては「問題志向」であることです。
私が所属してきた組織は「病院」「製造業」ですがどちらも成果を出すためには、問題点を追及して改善、治療するという手法でした。なので、そこで働く我々は問題志向になじみ問題点に着目することは容易にできました。
物に対しては「問題志向」で良いのですが、このアプローチで人と関われば人にはこころがありますので、追い詰められてしまいます。脳科学でも「人は追い詰められると脳が危険と察知して、闘争か逃走になる」(自己防衛反応)と言われているのです。つまり、無言になる・言い争う・嘘をつくなどです。
「問題志向」の方は「あの人はここが足りない」「これが出来ていない」という考えを積み重ねます。それがストレスとなりイライラして相手に対してきつい言い方などをして攻撃するのです。加害者となる方は全ての方が問題志向でした。
また、パワハラが多い職場もメンバー同士が問題志向同好会となっており、そのためにお互いにぎくしゃくして、誰かが何か発言すれば「それは無理」「余計な事言ってるよ」とネガティブに受け取り否定してしまいます。最近話題の「心理的安全性」がかなり低い状態です。
2.解決志向を学べば何故ハラスメントが防げるのか
解決志向は前向きな課題解決法です。組織を良くしたい、部下を育成したい、サービスを向上したいと思えばどうしても、そのために今ある課題を解決する必要があります。
そんな時に、相手のモチベーションを上げながら解決も出来る方法が解決志向です。
解決志向は「少しでも出来ていること」「少しでも上手くいったこと」に目を向けます。「資源」に着目してそれを活かすわけですね
お互いに「資源」に着目する努力をすれば自然に脳トレになり、問題点ではなく「資源」に目が向きやすくなります。そうなればパワーハラスメントと言われるような伝え方もしなくなりますし、叱られたり指導される側も「叱られたから、パワハラだ!」などと受け止めなくなります。
問題志向の場合は普段から、少しでも出来ていることには目を向けず、出来ていないことばかりを見て指摘するため相手は「何も認めてくれず、指摘ばかりする。わかってくれていない!」という不満を募らせ「パワハラだ!」となるのです。
3.効果のあるパワハラ対策は解決志向を学び実践すること
ハラスメント研修やコミュニケーション研修をしてもなかなか改善が見られないとお悩みの貴方!
解決志向でその悩みを解決しましょう。一番成果が出やすい方法は下記です。
ステップ1 管理者に対して「チーム・ウェルビーング研修」開催(90分から3時間)
ステップ2 各職場から1名に対して「チーム・ウェルビーング実践研修」開催(4ヵ月から半年間に3時間研修を4回開催 最終日は成果発表会)
管理者が解決志向を知れば、実践者となるステップ2の参加者が解決志向での取り組みをしやすくなります。
上記の取り組みをした組織では、離職率が12%だったのですが4年後には6%になりました。
この研修は参加者だけでなく、周囲にもプラスに影響するのです。
また、3時間研修に参加した管理者いわく「今まで評価面談をするとみんな暗い顔になっていたが、解決志向で面談をしたら時間も短くすんだうえに、みんな明るい表情になった」というコメントもいただきました。3時間研修だけでもこの方のように試しに使っていただければすぐに効果は出るのです。
いきなり実践までは難しいと思われたあなた、その時点で問題志向ですね
解決志向はスモールステップを大事にしています。「できない」ではなく、「どうすれば、少しづつできるか」と考えるのです。
まずは、管理者や指導者に3時間研修をしてみようなど是非前向きに解決しましょう!
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無料でご説明や御社にあわせた取り組み方をご提案させていただきます。