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コラム
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ハラスメント相談担当者に任命されたらすべきこと

もしあなたが、ある日突然ハラスメント相談の担当者に任命されたらどうしますか?

ハラスメント問題は社会問題として大きな注目を集めており、企業などはハラスメント防止への取り組みを強化することが求められています。ハラスメント相談窓口は、ハラスメント被害を受けた従業員からの相談を受け、適切な対応を行う重要な役割を担っています。私は毎年人事院主催の各省庁向け「ハラスメント相談対応研修」講師を務めておりますが人事院の調査では下記の状況が浮き彫りになりました。

ハラスメント相談担当者の方は不安を感じることが多い

人事院の調査から下記のような現状が浮かび上がっています。

令和4年12月~令和5年1月にかけて、相談員(各府省においてハラスメントに関する相談に対応する担当者:約1万3千人)を対象にアンケート調査を実施したもの。

・ほとんど(97%)の相談員が通常業務と相談業務を兼務

・任期は2年未満が6割

・この1年で相談があった相談員は約2割

・受けた相談の約7割はパワー・ハラスメント、約3割はセクシュアル・ハラスメントに関する相談

相談対応で判断に悩むことがあると回答した者は約7割

・任命時に研修を受講した相談員は約5割

・実施してほしい研修は「判断参考のためのケーススタディ研修」「ハラスメント理解の基礎講習」

ハラスメント相談担当者の不安

ハラスメント相談の担当者に任命された時、「うわーどうしよう!」「正直、嫌だな」と拒否的な気持ちになる方もいらっしゃるでしょう。「何をどうすればよいかわからない」「引き継ぎもない」と困っている担当者の方々のお話を多数お聞きしてきました。初めてのことでとまどったり、不安を感じることも当然です

1. ハラスメント相談内容への対応

相談内容が深刻な場合や、複雑な状況の場合、適切に対応できるのか。
相談者から強い言葉をぶつけられた時など、激しい感情を受け止められないのではないか。
法律や社内規定に関する十分な知識がないことが心配になる。

2. ハラスメント相談の守秘義務

相談者や関係者のプライバシーを守りつつ、必要な情報を収集できるのだろうか

3. ハラスメント相談者との関係

相談者との信頼関係を築くことに不安を感じる
相談者の期待に応えられないのではないかという心配
相談者と行為者に対して中立的な立場を保つのは難しいのではないか

4.ハラスメント相談担当者自身のメンタルヘルス

相談を受けることで精神的な負担を感じる
ストレスにどう対処したらいいのだろうか

ハラスメント相談対応研修の必要性

ハラスメントは多様な形で発生し、時には繊細で複雑な問題を含んでいます。専門的な知識や面談の経験、スキルなしに適切に対応するのは難しいです。たとえ、カウンセラー資格を有していたとしてもハラスメント対応はカウンセリングとは異なります。ハラスメント相談担当者になった方には、相談対応研修を受けなければなりません。

ハラスメント相談対応研修では以下の知識を学び、スキルを身に着けます。

1.ハラスメントに関する基本的知識

・ハラスメントの種類と定義
・ハラスメントに関する法令
・ハラスメントの具体的事例
・ハラスメントの心理的メカニズム
・ハラスメントを防ぐ関わり方

ハラスメントが起きる背景を知ることで、組織的にも個人的にもハラスメントを事前に防ぐことができます。
最近は「何でもハラスメントと言われるから話ができない」という話も耳にします。
パワハラと誤解されない指導法・叱責法等、
日常のコミュニケーションでの注意点も学ぶことで相談員をされる際や調査員をする際にもいろいろな意味で役に立ちます。

ハラスメント対策研修は毎回「ハラスメント相談対応研修」開催日の午前中に開催しております。わかりやすく、どうすれば適切な指導ができるかなど相談員も知っておくと役立つ研修内容です。
お時間がある方は、午後の相談対応研修とあわせて受講されることをお勧めします。

2.相談対応の基本的なスキルとロールプレイによる練習

相談対応者としての心構えや具体的なポイントを学びます。
また、
やってはいけない、相談対応の落とし穴についても知ることができます。

研修では、理論だけでなく実践的なロールプレイも行います。
頭ではわかっていても、いざその場になるとなかなか言葉が出ない。。なんてことも起きます。またなんと返したらよいかわからず必死に質問を繰り返してしまい、相談者が話したいことからずれてしまい、相談者が「この人じゃだめだ」と心を閉ざすという事態もありえます。
相談者役、相談担当役、書記役を決めて、相談担当者が直面するだろう実際の状況に即した内容のロールプレイを行う研修に参加すると想像していたよりも難しいことやご自身の傾向が振り返りによりわかるので「受講してよかった」という声がほとんどです。

ロールプレイでは以下のスキルを習得します。

・相談者との信頼関係を築く共感と傾聴のスキル
・相談者の気持ちに寄り添い、適切な言葉で接する方法や質問のスキル
・相談者の話を聞きとり、事実関係を正確に把握するスキル
・問題解決に向けた支援スキル
・情報管理と守秘義務

相談場面を想定したロールプレイを行っておくと、自信をもって相談者と面談できるのではないでしょうか?

ハラスメント相談担当者の不安を和らげるには

1.ハラスメント相談対応研修は必ず受けること(組織に受講を希望しましょう)

研修を通して、ハラスメントに関する知識を身につけ、ロールプレイを経験することで、相談者への適切な対応を身につけられてられます。

弊社のオンライン相談対応研修約3時間で相談員として知っておくべきことを学ぶことが出来ます。しかもノウハウだけではなくロールプレイもできますので安心です。

2. 一人で抱え込まないで、ハラスメント相談担当チームで対応する

ハラスメント相談は、複数の相談担当者で構成することが望ましいです。
ハラスメント相談担当者たちが協力し合い、一人で全てを背負わない体制を整えます。

3.ハラスメント相談対応の明確なガイドラインを設定する 

ハラスメント相談対応マニュアルを整備し、相談業務の手順とガイドラインを明確にしておきましょう。
うちの組織では、相談員が相談を受けるだけなのか、その後の事実確認や調査まで行うのか等、担当者の業務範囲を決めておくことも大切です。

4.メンタルヘルス(こころ)のサポート

ハラスメント相談担当者自身のストレスや心理的負担を軽減するために、相談担当者同士で交流を深め、不安や心配を共有できる場を持ちましょう。
相談担当者への定期的な面談を行い、相談担当者の心身の状態に配慮しましょう。
可能であれば外部のカウンセリングやアドバイザーの設置などサポートプログラムを用意します。

ハラスメント相談担当者の不安や心配を軽減し、安心して業務に取り組める環境を整えることが重要です。

ハラスメント相談対応研修お客様の声

実際に相談にのることを考えると不安でしたが、この研修を受けて練習することで安心できました。(社内相談員)

ハラスメント対応とカウンセリングは違うなど目からうろこでした。(社内相談員)

オンラインによる研修でもロールプレイも体験できるので自分の聞き方の癖も気づかされ大変良かった。(人事担当者)

傾聴法は普段から使えそうなスキルで、いかに自分が普段人の話を聴けていないかわかった(経営者)

講師の説明もわかりやすく、楽しい雰囲気で学べたので良かったです。この先の研修も受けたいです。(社会保険労務士)

 

ハラスメントの基礎から相談対応まですべて学びたい方や、ハラスメント相談員認定資格を希望する方
下記よりカリキュラム詳細がご覧いただけます。

 

 

 

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